GEA はアルベマールに 2 つのリチウム追加用の機器を装備

2023 年 3 月 10 日 | メアリー・ベイリー著

GEA グループ (ドイツ、デュッセルドルフ) は、水酸化リチウムの生産のために、エネルギー貯蔵および特殊化学品グループの Albemarle Corp. (ノースカロライナ州シャーロット) の 2 つの追加の生産ラインを設備します。 水酸化リチウムは、電気自動車用のバッテリー製造の出発原料として使用されます。 他の用途には、写真現像剤、セラミック製品、ホウ酸塩の製造などがあります。 2 つの遠心分離機パッケージの受注額は約 2,400 万ユーロです。

濾過および沈降遠心分離機は、西オーストラリア州にある同社のケマートン水酸化リチウム処理工場に設置されます。 具体的には、GEA は各製油所の処理ラインに、スクリーン スクリュー遠心分離機、デカンター遠心分離機、ピーラー遠心分離機、およびプッシャー遠心分離機の 4 種類の遠心分離機を供給します。 さらに、設置および試運転のためのコンサルティング サービスもパッケージ全体の一部です。

GEA Westfalia Separator Australia のマネージング ディレクターである Goran Erdevicki 氏は次のように述べています。「アルベマールは世界最大のリチウム生産者の 1 つです。当社はすでに 2019 年から最初の 2 つの遠心分離機パッケージを納入し、稼働させています。当社にとって、今回の新たな注文は良い確認です」 「私たちは、両社の共同の成功した仕事の成果です。したがって、さらに 2 つの新しい生産ラインに濾過および沈降遠心分離機を装備できることを非常に嬉しく思います。」

ケマートン工場の建設は 2019 年に始まり、2 つの処理トレインが完全に稼働すれば年間 50,000 トンの製品を生産することが見込まれています。 このプラントは2022年に完成し、現在2023年のフル稼働に向けて準備中である。拡張計画も進んでおり、ストランド3および4の処理に関するFID（「最終投資決定」）は今年の第2四半期に予定されている。 2025年頃の完成時には生産能力が年間10万トンに増加する。このプラントは、グリーンブッシュのタリソン鉱山から輸送されたスポジュメン鉱石（酸化リチウム6％を含む）を処理して、水酸化リチウムと副産物の硫酸ナトリウムを生産する予定である。

純粋な形のリチウムおよびリチウム誘導体の需要は世界中で着実に増加しています。 特にエレクトロモビリティでの使用により、アルカリ金属は現在世界で最も人気のある原料の 1 つとなっています。 その理由は、大量のエネルギーを蓄える能力を備えた軽くて柔軟な元素であるリチウムのユニークな特性にあります。 たとえば、LiOH は二酸化炭素と特によく結合します (1 g の無水 LiOH は 450 ml の CO2 と結合します)。 リチウムと水酸化リチウムは、電気自動車やスマートフォン用のリチウムイオン電池に不可欠ですが、医薬品、自動車や航空機の重要な潤滑剤としてのステアリン酸リチウムの製造、ガラスの製造など、エネルギー貯蔵以外の他の用途にも不可欠です。セラミック、ゴム、写真現像剤、およびホウ酸塩（ホウ酸の塩またはエステル）の製造に使用されます。 加圧水型原子炉では、一次回路に水酸化リチウムを加えてホウ酸を中和し、pH を約 7.2 にします。

二酸化炭素を固定する効果があるため、空気清浄機としても使用されます。 これは、宇宙旅行、潜水艦、振り子式呼吸（「リブリーザー」）を備えた潜水装備において特に重要です。 水酸化リチウムはセメントに添加することができ、アルカリシリカ反応を抑制することができます。 さらに、水酸化リチウムはニッケル鉄電池の添加剤として使用される可能性があります。

GEA は、包括的な技術でお客様のリチウム プロセス プラントの実現をサポートします。 特に沈降物を機械的に分離する場合、遠心分離機はプロセス全体の流れにおいて重要なコンポーネントです。 GEA のノウハウには、固体と液体の遠心分離機による不純物の分離や、リチウム塩化合物の濃縮、精製、流動床乾燥の技術が含まれます。 これらの化合物は他の物質と混合され、さらに処理されます。 GEA は、これらの先端材料を噴霧乾燥してリチウム電池製造用の電池粉末にする世界のリーダーであり、包括的なサービスも提供しています。